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本サイトの目的
「遠近両用メガネが自分の目に合わない、使いづらい、視界がゆがむ」等という意見は多く、
遠近両用メガネ利用者のおおよそ3割が満足していないともいわれていますが、
「今、お使いの遠近両用メガネに満足されていない方」
「今、遠近両用メガネ購入をご検討されている方」に
少しでも有益な情報がご提供できればと、このサイトを立ち上げました。
そして当サイトでは、今あなたがお使いの遠近両用メガネを比較的簡単にチェック出来る
「簡単1分!遠近両用メガネチェック法」をご紹介いたします。
今、「遠近両用メガネ」でお悩みの方、ご検討中の方は、約1分で確認できますので
この機会に是非お試ししてみて下さい。
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「簡単1分!遠近両用メガネチェック法」
【今お使いのメガネレンズ度数が目にあっているかの確認方法】
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(1) |
ご家庭にあるアルミ箔を5センチ角に切ったもの1枚と、
つまようじを1本用意します。 |

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(2) |
アルミ箔の中心に一カ所つまようじで、
つまようじと同じ径の「まるい穴」をあけます。
ここでは「四角」ではなく「まるい穴」であることが、
重要なポイントです。
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(3) |
お使いのメガネを掛けたまま、両目を開いた状態で、
穴の開いたアルミ箔を右手に持ち、
メガネの右側にあてがい、左手は左目を覆います。
右目の穴から数メートル先の目標物を覗きます。
目標物となるものはどんなモノでも結構です。
この時、両目を開いたままにすることが重要です。
続いて右目同様、左目で同じことを行います。 |

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(4)
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アルミ箔の穴を通して目標物を覗いたほうが、使っていない時よりハッキリ見える方、
今お使いのメガネがあなたの目に合っていないか、ずれている可能性があります。
この実験は、ちょうど目を細めて遠くのモノを見るとよく見えるといった原理を
利用したものです。
もし、上記に当てはまる方は、少なくとも今お使いのメガネより、あなたの目に合った
メガネを作ることが出来ますので、お近くの眼科又はメガネ店にご相談下さい。 |
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【近くのモノを見る時の見え方確認方法(ヨコ方向のズレの検証)】 |
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(1) |
お手元に新聞や雑誌等、小さい文字で書かれている
モノを用意します。
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(2) |
次に、あなたがお使いの遠近両用メガネをかけたまま、
左目を手の平で覆い、新聞・雑誌のどこか一点を決めて
注視し、その時ハッキリ見える範囲を覚えておきます。
この時、左目は開いたままにすることが重要です。
続いて左目同様、右目でも同じことを行います。 |

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(3) |
右画像のように、両目とも同じ範囲がハッキリ見えれば
問題ありません。
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※画像はあくまでもイメージです。実際の見え方とは異なります。
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(4) |
右画像のようにハッキリ見える範囲がズレている方、
近くを見る時のヨコ方向の位置(レンズの最適視界が
得られる位置)が目に合っていない可能性があります。 |
※画像はあくまでもイメージです。実際の見え方とは異なります。
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もし、上記に当てはまる方は、少なくとも今お使いのメガネより、あなたの目に合った
メガネを作ることが出来ますので、お近くの眼科又はメガネ店にご相談下さい。
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【近くのモノを見る時の見え方確認方法(タテ方向のズレの検証) |
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(1) |
お手元に細かい文字が書かれている新聞や雑誌などを
用意します。 |

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(2) |
いまお使いのメガネを、少し上に持ち上げて見たほうが、ハッキリ見える方は、
近くを見る時のタテ方向(レンズの最適視界が得られる位置)の位置が目に合っていない
可能性があります。
従来のレンズではこの位置を利用者に合わせることが出来ませんでしたが、最新の
レンズでは利用者に合わせることの出来るレンズが多数発売されております。
もし、上記に当てはまる方は、少なくとも今お使いのメガネより、あなたの目に合った
メガネを作ることが出来ますので、お近くの眼科又はメガネ店にご相談下さい。 |
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実験結果より
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今お使いの遠近両用メガネが目に合っているかどうか確認する方法をご紹介しましたが、
皆様がお使いのメガネはいかがだったでしょうか?
そこで、今までの実験結果で、見え方に問題があった方のために
フィッティング確認表を下記にご用意しましたのでお使いください。 |

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問題のあった欄に詳しい状況等を書き込んで、お近くの眼科又はメガネ店にご相談下さい。
さて、なぜこのような実験で今お使いの遠近両用メガネの不具合が分かるのでしょうか?
以下に、もう少し詳しく触れていきたいと思います。 |
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遠近両用メガネについて
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(1) |
下図は遠近両用のメガネレンズ(累進レンズ)の構造を表したものです。
「遠用中心」とは、遠用の最適な視界が得られるレンズポイント、
「近用中心」とは、近用の最適な視界が得られるレンズポイントを表します。
※「累進帯長」「内寄せ量」は後ほどご説明します。
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(2) |
人は遠くのモノを見る時、正面をまっすぐ見る上下段の超過が下図のようになります。
一方、近くのモノを見る時は、自然と寄目状態になり、下図のようになります。 |

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(3) |
遠くのモノ近くのモノを見る時の最適な位置にそれぞれ特性の異なるレンズを組み込み
1つにまとめたものが「遠近両用メガネレンズ」といい、「累進(るいしん)レンズ」
とも呼ばれています。
「累進」とは、遠くから近くを見るために、メガネ度数を徐々に(累進的に)
変化させるという意味です。
「遠近両用メガネ」を作るということは、
「お気に入りのメガネフレームに入るレンズの中に、人の自然な目の動きにあわせた、
遠用中心部、近用中心部を適切に配置する」ことなのです。
この遠用中心、近用中心それぞれ1mm以上ズレてしまうと、
「目に合わない・近くが見えにくい・視界がゆがむ」という不満につながり、
時には、「目の痛み・頭痛・肩こり」をひきおこす要因にもつながます。
続いて、「遠用・近用中心」のズレとなる要因をもう少し詳しくご説明いたします。
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遠近両用メガネの目に合わない・使いづらいといった原因は?
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(1) |
正しくメガネをかけた状態(フィッテング)での遠用・近用中心測定がなされていない。
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(2) |
遠くを見る時の視線がレンズを通過する位置と、近くを見る時の視線がレンズを
通過位置との
ヨコ方向間の長さの差(インセット量)が、ご使用する人の目の使い方に合っていない。
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(3) |
遠くを見る時の視線がレンズを通過位置と、近くを見る時の視線がレンズを通過位置との
タテ方向間の長さの差(累進帯長)が、ご使用する人の目の使い方に合っていない。
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遠近両用メガネを作る時の3つの重要ポイントまとめ
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自分好みのお洒落なフレームから遠近両用メガネを作る3つのポイントを
以下にまとめてみました。 |
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ポイント1) フレームを正しく顔にフィティング後、正確なメガネ度数の測定
ポイント2) メガネレンズの遠用中心⇔近用中心の水平間距離と、その人の
遠用アイポイント⇔近用アイポイントの水平間距離(インセット量)が
一致していること
ポイント3) メガネレンズの遠用アイポイント⇔近用アイポイントの垂直間距離、
その人の遠用アイポイント⇔近用アイポイントの垂直距離
(累進帯長)が一致していること
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「遠くを見る時」「近くを見る時」の視線がレンズを通過するポイント、
いわば『3次元上のアイポイント』、特に「近くを見る時」の視線通過位置を
「目視」で正確に測ることはとても困難です。
しかし、現在多くのメガネ店ではこの『3次元上のアイポイント』計測を、
各店のメガネ技術者の腕と経験にゆだねられているのが現状です。
ご自分にあった遠近両用メガネを作るためには、
「経験豊富で腕の良いメガネ技術者がいるお店」
「3次元上のアイポイントを計測出来る機器を導入しているお店」
に巡りあえる事がとても重要で、今後のあなたの遠近両用メガネライフを
左右するといっても過言ではありません。
今回ご紹介しました、自分にあった遠近両用メガネを作るための簡単な確認方法で、
ご自分にあった遠近両用メガネを作るお店を探すために、
少しでもお役に立てれば幸いです。
最後に、ここまでお読み頂きありがとうございました。
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